千葉県松戸市の高島司法書士事務所は平成14年2月に新規開業したので、今年の2月で開業から15年が経過しています。開業10周年のときはブログで記事にしたりもしましたが、15周年は何の告知をすることもなくひっそりと過ぎていきました。

そこで、今さらながらこの「雑記編」ブログで司法書士開業15年絡みのお話を書いてみようと思います。あくまでも雑談レベルのお話しですが。

開業から15年の司法書士の立ち位置は

現在、松戸市に事務所がある司法書士は62人います(1つの事務所に複数の司法書士がいる場合もありますから、司法書士事務所の数ではなく、あくまでも松戸にいる司法書士の人数です)。そして、当事務所の司法書士高島一寛は、松戸市の司法書士で開業が古い順から数えて21番目でした。

松戸で司法書士事務所を開業してからほんの15年で、開業した順番で3分の1に入る古株になってしまったわけです。大学を卒業して一般企業に新卒で入ったとすると、入社15年ではまだ40歳前ですからまだまだ中堅社員といったところでしょうか。

しかしながら、司法書士の場合には開業15年でベテランの部類に入ってしまうわけです(あくまでも、松戸の場合について調べていないので、他の地域では違うかもしれませんが)。さらに、一般企業に勤めている人との大きな違いとして、司法書士には定年がありません。

そのため、司法書士登録を継続している現役司法書士であっても、実際にはほとんど業務をおこなっていない年配の人も存在するわけです(松戸の司法書士のお話しではなく、あくまでも一般論としてです)。そう考えると、松戸の司法書士62人の中で、私より経験が長くて、かつ本当の意味での現役といえる司法書士の数は20人よりも少ないかもしれないことになります。

私の年齢からすれば、これから15年位は司法書士の仕事をしていても全くおかしくないのですが、開業年数による分布だけを見ているとそんなに長く続けていけるのかと心配になったりもします。

松戸の司法書士事務所のホームページを再確認

私より登録がが新しい司法書士が40人もいるとして、いったいどうやって仕事を獲得しているのかと他人ごとながら気になったりもします。

なお、新たに司法書士登録する人の多くは、既存の司法書士事務所に所属しそこで勤務しながら司法書士の登録をしています。したがって、私よりも後に松戸市内で開業した司法書士事務所は、司法書士登録者の数である40よりも遥かに少ないはずです。

あくまでもイメージですが、私が新規開業した頃は、司法書士試験に合格して司法書士登録をするときは、自分で事務所を構える人の方が多かったように思います。当時でも、勤務している事務所に所属したまま司法書士登録をするケースもありましたが、収入面などを考えると独立した方がよいとの判断に至ったわけです。

それが、近年では新たに司法書士登録をするのと同時に、事務所を設立する人の割合は大幅に減少していると思われます。司法書士の数が以前より増えているのに、不動産登記をはじめとした司法書士業務の件数が減っているわけですから、独立開業をするのが難しくなっているのは当然のことです。

そこで、新たに開業した司法書士事務所の存在を把握するための方法として、Googleで「司法書士 松戸」のキーワード検索をしてみました。

すると、20位以内に表示される司法書士事務所のホームページは10ありました(当事務所のものを除く)。検索結果には、司法書士事務所によるホームページ以外も表示されているので、それらを除いた数が10だということです。

その10のホームページのうち、当事務所より設立が新しいところは9つありました。もっと少ないかと予想していましたが、思ったより多くの司法書士事務所が新規に開業し、ホームページを開設しているのが分かりました。

また、当事務所より開業が古い司法書士事務所のホームページは1つのみです。当事務所よりも前に開業している司法書士事務所では、インターネットによるマーケティングはほとんどおこなわれていないわけです。これは、予想どおりではありますが、今でもホームページを持たなくても業務に差し支えない業界は珍しいように感じます。

結論として何が言いたいのか分からなくなってきましたが、単にホームページの数だけから判断すると、今からでもインターネットの活用に力を入れれば司法書士業界では十分に競争力を持つことが可能であるようにも思えます。当事務所はインターネットによるマーケティングへ最大限の力を注ぐことで15年が経過しましたが、当面は同じ路線を継続していけばよいということでしょうか。