新型コロナウイルスの感染症による死亡者が日本でも出ています。2月13日に神奈川県の80代日本人女性が死亡したほか、新型コロナウイルスの感染症が集団発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客だった80代の男女2人が死亡しています。
国内で感染された感染者数も2月20日午前11時の時点で728人(うち、クルーズ船の乗客634人)となり、その後も感染者数が日々増加している状況です。
これにより、天皇誕生日(2月23日)の一般参賀取りやめ、東京マラソン(3月1日)の一般参加者の出場取りやめなどを皮切りにして、各種イベントの中止などが相次いでいます。
厚生労働省から、2月20日に「開催の必要性を改めて検討するようお願いする」などとする声明を出されたこともあり、このようなイベント中止の流れがいっそう加速していくものと思われます。
司法書士事務所へは大勢の方が1度に集まることはありませんが、日常的に不特定多数の人々が出入りしますから、新型コロナウイルスが事務所内に持ち込まれることのないよう、可能な限りの対策をとらなくてはなりません。
現時点では、外出から戻った後の手洗いやうがいを励行し、さらに事務所内に除菌スプレー、除菌のウェットティッシュを常備して、ウィルスが付着する可能性がある箇所を頻繁に拭き取りをしています。また、加湿器により空気を乾燥させないようにすることも対策の1つです。
司法書士である私自身、毎日電車に乗って事務所へ通っていますし、執務時間中に外出することもありますから、新型コロナウイルスへの感染を完全に防ぐことは不可能です。それでも、出来る限りのことはしていこうと考えている次第です。
ただし、司法書士へのご相談を検討中の方には、期限が迫っているような手続きのご相談は別として、とくに緊急で無いご相談については少し様子を見てからにした方が良いかもしれません。
現時点では終息の気配がないとしても、これから1か月も経てば少しは状況が変わってくる可能性もあります。新たな感染者が減っていくのが望ましいのは当然として、仮に感染者数が激増するようなことがあれば、誰も外出できない状況になる恐れもあるでしょう。
松戸の高島司法書士事務所では、現時点では平日午前9時から午後5時までは営業をおこなっていますから、この営業時間内であれば確実に電話はつながります。また、メールについては自宅のパソコンからでも確認できますから、たとえ事務所に来ることが出来なくともメールを見ることはできます。
さらには、事務所の固定電話にかかってきた電話を、携帯電話などに転送させることも可能なので、自宅から松戸にある事務所まで毎日通うことが出来なくなったとしても、電話連絡が出来なくなってしまうこともありません。
極端なことを書いているようですが、今年で50歳になる私の記憶では、日本国内でウイルス感染がこれほど深刻な問題になったことは今までに無いはずです。
もちろん、恐ろしいのは新型コロナウイルスだけではなく、インフルエンザで亡くなった人は2017年2569人、2018年3325人に上るとのことですし、今後はそれほど感染が拡大すること無しに終息へ向かう可能性もあります。
しかしながら、クルーズ船の乗客がこの数日で大勢下船したことなど、今後の爆発的な感染の増加を不安視せざるを得ない事情もあります。これまでも毎年のように流行していたインフルエンザと比べて、新型コロナウイルスの場合にはこれからどうなっていくのか分からない恐ろしさがあるわけです。
この記事を書いている現在では、今後の見通しが全く立っていません。しばらくは、自分で出来る用心を尽くしつつ、これからの状況の推移を見守っていくつもりです。