Googleがコアアルゴリズムのアップデートを実施したことにより、検索順位が大きく変動しているサイトが多くあるようです。
Googleは、2019年9月2日(現地時間)に今年3回目となるコアアルゴリズムのアップデートを実施しました。展開が完了するまでには数日かかる見込みです。コアアップデートは年に数回実施されます。今年のコアアップデートの1回目は3月に、2回目は6月に実施されていました。
このコアアップデートは年に数回実施されているとのことですが、今回はとくにGoogle検索順位が大きく落ちているサイトが多数存在する模様。
SEOやアフィリエイト界隈の方によるツイートなどを見ると、サイトが飛んだ(検索順位が圏外に落ちた)などと嘆いているものも多く、阿鼻叫喚の状況となっているようです。
YMYLジャンルでは、大手サイトでも過去最大規模、笑えないレベルの落ち方になっている所もちらほらとあるな……
個人的には好意を持っていたしっかり運営している所も落ちていて背筋が凍る……— 辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj) September 25, 2019
上のツイートにあるYMYLについては、次のように説明されています。
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略語で、Googleの検索品質評価ガイドライン内で「将来の幸福、健康、経済的安定、人々の安全に潜在的に影響を与えるページ」を指して使用されている用語です。
上記ページの説明によれば、YMYLページ、つまり、「将来の幸福、健康、経済的安定、人々の安全に潜在的に影響を与えるページ」の1つとして、「法律情報に関するページ」があります。
司法書士事務所のウェブサイトでは法律情報を扱っていますから、今回のコアアルゴリズムアップデートの影響を大きく受けている可能性が高いといえるでしょう。
それでは、当事務所運営サイトがどのような影響を受けているかといえば、現時点で検索順位が下落している様子は見られず、また、ウェブサイトへのアクセス数も減少していません。
上のスクリーンショットは、当事務所の旧メインサイト(https://office-takashima.com/)についての Google Analytics 画面です。2019年9月26日のユーザー数は2,403で、今月では最も多くなっています。
当事務所運営サイトについては、その他のサイトも含めて、検索順位やアクセス数(ユーザー数)に今のところ悪影響は受けていないようです。
これはどういうことかと考えると、法律情報に関するページのうちで検索順位が落ちているのは、アフィリエイト広告事業をおこなっているサイトなどであり、その影響により司法書士など士業事務所自身が運営しているサイトはむしろ順位を上げているのかもしれません。
当事務所運営サイトがたまたまそうだという可能性もありますが、現在のメインサイト(https://www.shihou-shoshi.com/)、相続放棄のサイト、相続登記のサイト、債務整理のサイトのいずれについてもアクセス数は減少していません。
法律情報に関するページのアフィリエイトサイトといえば、たとえば、債務整理や過払い金請求の情報サイトがあります。債務整理や過払い金請求についての情報のページを量産してアクセスを集めて、弁護士や司法書士のサイトに誘導するわけです。
そのようなサイトの検索順位が下落し、司法書士や弁護士によるサイトの順位が上がるのであれば、サイトのSEO対策により集客をおこなっている当事務所のような士業ウェブサイトにとって喜ばしいことです。
仮に今回のコアアルゴリズム アップデートにより順位が下落している士業事務所のウェブサイトがあったとすれば、Googleにより士業事務所自身が運営する真っ当なサイトであると認識されていないのかもしれません。そのサイトの品質が低いとみなされているわけです。
そのような場合の対策については、Googleコアアップデートについてサイト管理者が知っておくべきこと(海外SEO情報ブログ)などが参考になりますが、簡単にいえば「短絡的なSEO対策により結果を求めたりせず、高品質のサイト作りに励む」ことしかないでしょう。
結論として、当事務所運営サイトはコアアルゴリズム アップデートを受けても盤石の状況であり、現在もウェブサイト経由で多くのお問い合わせをいただいておりますというお話しでした。