前回の投稿(Google順位の大変動によるアクセス数への影響)では、Googleによるコアアルゴリズムのアップデートにより当ウェブサイトへの1日のユーザー数が初めて2000を超えたと書きましたが、最近は更にアクセス数が増えています。
下のスクリーンショット画面は、当ウェブサイトへの直近2ヶ月間のユーザー数ですが、4月に入ってからはユーザー数が2,000を大きく超えている日が多くなっているのが分かります。最も多いのは2019年4月11日の2,429なので、今も増加傾向にあるようです。
どうしてアクセス数が増加したのか
このようにアクセス数の大きな変動があったのは、個々のページの検索順位が動いたことによるのでしょう。今まで高く評価されていた他サイトの順位が落とされ、当事務所サイトのページが上位に表示されるようになったというわけです。
良質なコンテンツを作成することよりも、SEO対策に重きを置いて上位表示を果たしてきた、アフィリエイトサイトなどの順位が落ちて、当事務所運営サイトのように地道にコンテンツを追加してきたサイトが評価されるようになったのだと理解しています。
したがって、真面目に作っているはずの司法書士や士業のサイトなのに、最近になってアクセス数が減ってしまっていたとしたら、なぜGoogleからそのような評価を受けてしまったのかを考えてみるべきかもしれません。
これまでにも、Googleは検索アルゴリズムの変更を度々おこなっていますが、私が作成しているサイトがマイナスの影響を強く受けたと感じたことはありません。一時的に順位が下落することはあっても、地道にサイトの更新を続けていけば正当に評価を受けられると思っています。
実際、最近では当事務所運営サイトの検索順位が軒並み上昇傾向にあるようです。たとえば、「相続登記」で検索すると、当サイトの、相続登記(不動産の名義変更のご相談)が17位に入っています。
このページは「相続登記 松戸」などの複合キーワードでもなかなか上位に表示されずにおり、諦めて別ページ(わかりやすい相続登記)のSEO対策に励んだりもしていました。それが今になって、相続登記の一語で17位までに上がってきたのは驚きです。
狙ったページを特定のキーワードで上位表示させるのは非常に難しいことであり、相続登記のページがここまで上がってくるまでにも年単位の時間がかかっているわけです。SEO対策によって一時的に上位表示させることは可能かもしれませんが、長年にわたって上位表示されるページを作るのは簡単なことではありません。
秘訣があるとすれば、少しでも早くサイトを作って公開し、後はひたすら地道に更新を続けていくということでしょうか。今のGoogleはそういうのを正当に評価できるようになりつつあると感じています。
アクセス数の増加によるお問い合わせ件数の変化
当ウェブサイトへのアクセスは、月曜日から木曜日までが平均して多く、金曜日に少し減って、土日は激減するのが通常です。これは当ウェブサイトへのアクセスの多くが、仕事中に調べ物をしている同業者の方によるからであると思われます。月曜日から木曜日までは頑張って働き、金曜日からは少しスローダウンという感じでしょうか(笑)。
もちろん、司法書士やその関係者からのアクセスが多いとはいっても、そればかりということは無く、ユーザー数の増加と比例してお問い合わせの件数も増えています。やはり検索の上位に表示されて多くの方の目に触れることの効果は非常に大きいと感じます。
ただし、多くの方にサイトをご覧いただき、その結果として問い合わせが増えると、当事務所へのご依頼には全くつながらないような電話も多くなるのは仕方の無いところです。
そういう電話の多くは、「無料相談を承っています」とか、「お気軽にお電話ください」というような言葉のみに反応し、日本全国からフリーダイヤルの番号にかかってきます。電話のみによる無料相談は受け付けていないとお伝えすると、「無料と書いてあった」などと言われることも多いです。
常識的に考えれば、通話料をこちらが負担してまで、電話無料相談をおこなっているわけがないと分かるはずなのですが、そうではない人も多いのが難しいところです。サイトへのアクセスを増やして、問い合わせ数の増加を図ろうとする場合、このような負担も大きくなることを考慮すべきでしょう。
もちろん、問合せが多すぎて負担になるような状況は、滅多なことでは作り出せないでしょうから、そのようなことを心配するのは現実に問合せが増えてからで問題ないのでしょうが。しかし、私のように10数年にわたって電話による問合せを受け付けてきた経験からすると、不特定多数からの電話をうまくご依頼に繋げていくのは、なかなか大変なことだとは思います。