2025年の営業開始から2週目に入り、ようやく新規のご相談予約が入り始めました。
今年は仕事始めの1月6日に何件かお問い合わせがあったものの、その後、新規のお問い合わせはほとんど入らないような状況でした。
正月休みの間から、新年の営業開始を待ち構えていたような人は別として、年始の仕事始め1週目に司法書士事務所へ新規の問合せをする人など、あまりいないはずなのは当たり前のこと。
年始は毎年そんな感じで20年以上も同じようなことを繰り返しているわけですが、分かってはいるつもりでも新規のお問い合わせがぜんぜん入って来ないと不安になるもの。
それが、2025年の営業開始から2週目である1月14日(火曜日)になり、一気にご相談予約が入ってきたわけです。昨年末も新規お問い合わせが低調気味だったので、2025年も再び気合いを入れてネット集客に励んでいく所存です。
さて、記事タイトルにある「2025年もSEOによる集客は可能か」については、司法書士事務所がウェブサイトを新規に開設し、SEO対策のみにより事務所運営に十分な集客をするのはすでに困難になっていると考えています。
かつてなら、当面は1人事務所でやっていく予定であれば、最低限食べていけるくらいの仕事をネット集客により獲得しようと考えるのも現実的な目標であったかもしれません。
それが、今では司法書士がワンオペで新規開業するとしても、新たに開設したウェブサイトにより1年などの短期間で、満足のいく成果を得られるようになるのは極めて難しいということです。
さらには、新規に開設するウェブサイトからの集客が難しいだけでなく、これまでは集客できていた司法書士事務所ウェブサイトであっても、SEOにより集客するのはかつてよりも難しくなっているはず。
もしかかしたら、今後またSEOによる集客の時代が戻ってくる可能性はあるとしても、現時点では非常に厳しい状況にあると感じています。
同じようなことばかり書いているかとは思いますが、最大の原因としては、SEO対策によってGoogle検索の1位になっても検索結果ページの上の方に表示されないので、あまり集客効果が期待できないことにあります。
SEOによる集客が有効だった時代には、オーガニック検索での1位が、実際の検索結果ページの1番目に表示されるので、集客効果は絶大だったわけです。
それが現在では、キーワードによっては広告(スポンサー)が先に出てこないこともあるものの、「司法書士 松戸」とか「相続登記 松戸」のようなキーワード検索だと、最初に広告のページが出てくることが多いはずです。
この広告についても、司法書士検索サイトなどを運営している企業が出稿しているものも多いので、入札単価の上昇により司法書士個人のサイトでは太刀打ちするのが難しいです。
さらには、地図が表示されたGoogleビジネスプロフィールの検索結果が次に出てくると、オーガニック検索による1位のページが表示されるのはずっと後になってしまいます。
そのため、SEO対策により検索順位を上げることができたとしても、あまり集客にはつながりません。ネットリテラシーの高い人なら広告のページは無視して、検索1位のページを見るかもしれませんが、多くの人にとっては検索結果の最初に出てくるページが1位なのです。
しかしながら、あくまでも私見ではあるものの、司法書士検索サイトやポータルサイトを運営する企業が、相続登記などのキーワードでGoogle広告に出稿しても、広告費に見合った利益を上げられるケースは少ないように思います。
そのようなサイトが利益を上げるためには、費用を支払ってでも掲載してもらおうとする司法書士事務所が多数存在する必要があるからです。
現状では、司法書士事務所がそのようなサイトに有料で登録することで、満足のいく成果が得られている例は少ないだろうと考えています。あくまでも想像であり、私が知らないだけかもしれませんが。
私の想像が正しいのだとすれば、たいした利益を上げることができないのに、Google広告などに多額の費用を支払って出稿し続ける企業がどれだけあるでしょうか。
そのような企業による出稿が減れば、司法書士によるネット集客の費用対効果なども、今よりは正常化するのではないかと期待しています。
また、リスティング広告(Google広告など)だけでなく、SEOによるオーガニック検索についても、企業が運営する司法書士検索サイトやポータルサイトが検索上位に表示される状況があります。
このように企業によるサイトが多く上位表示されているのも、企業が多大な労力をかけてウェブサイトのSEO対策に取り組んでいるからです。
いくらお金をかけてサイトを上位表示させても、そこから上がる収益が期待できないとなれば、「相続登記 ○○市」で検索すると企業運営サイトばかりが表示されるような状況は減っていくかもしれません。
実際のところ、数年単位で観測していると、企業運営サイトについても順位が上がっていくところもあれば、いつの間にか消えていくところもあります。
企業によるサイトばかりが上位表示される状況に変化が出てくれば、司法書士事務所がSEO対策によって集客できる可能性も出てくるとは思いますが、今のところはなかなか難しそうです。
脈絡のない話ばかりになってしまいましたが、当事務所は2025年も諦めずにSEO対策で戦っていくつもりです。
新たにウェブサイトを開設しようとする方にとっては酷な話ですが、SEOは長い期間やり続けたものが勝つ可能性が高いです。既存の司法書士事務所ウェブサイトが多い地域で、これから新たに開設するサイトが上位表示されるのは非常に難しいはずです。
当事務所サイトについても、何度も危機を感じたことはあるものの、現在は「千葉県松戸市の司法書士事務所ウェブサイト」の中では、多くのキーワードについての検索順位で最強の状況を取り戻しています。
たとえば、検索順位チェッカーによれば、「司法書士 松戸」、「松戸 司法書士」で当事務所が現在1位に上昇しています。この調子を維持して、今年1年良い結果を出していけるよう頑張ってまいります。