前回の投稿(2022年9月コアアップデートの影響は)で、Googleによる2002年9月のコアアップデートについて書きましたが、当事務所運営サイトについては、検索順位とアクセス数のいずれについても良好な状況が続いているようです。
コアアップデートの影響であるとは断定できないものの、たとえば、当事務所による借金の消滅時効援用のページが「時効援用 松戸市」の検索順位で1位に復帰しています。
2022年9月8に公開した、松戸市の時効援用に強いとのタイトルの投稿では次のように書いています。
たとえば、「時効援用 松戸市」でGoogle検索すると、当事務所の借金の消滅時効援用のページが長らく1位をキープしていたのが、いつの間にか3位に下落しています。その代わりに、1位が「千葉県松戸市の時効援用が得意な弁護士・司法書士」、2位は「松戸市の時効の援用に強い弁護士」とのタイトルの弁護士(司法書士)検索サイトのページとなっています。
時効援用も含め、債務整理関連のキーワードについては、企業が運営する弁護士(司法書士)検索サイトを上回ることはもう不可能かと思っていたのが、「時効援用 松戸市」の検索順位であっさりと1位を取り返すことができたわけです。
今後どうなるかは分からないとしても、個人で運営する司法書士事務所ウェブサイトであっても、SEOによる集客をまだすぐに諦める必要はなさそうです。
ただ、「債務整理 松戸市」では、債務整理(民事再生、自己破産) のページが6位、「自己破産 松戸市」でも自己破産のページが6位といった状況であり、債務整理関連のキーワード全般では厳しい状況となっています。
さらに言ってしまうと、最近では当事務所への債務整理のご相談自体が激減している状況です。その原因として、大きく2つが考えられます。
1つ目は検索順位の下落です。当たり前の話ではありますが、「債務整理 松戸市」の検索順位が6位に下落していることからも、Google検索経由のアクセスが減っているであろうことがわかります。
現在1位になっている「時効援用 松戸市」についてはそれなりのアクセスが見込めるのに比べ、検索順位6位の「債務整理 松戸市」ではほとんどアクセスが期待できないということです。
2つ目として考えられるのは、Google広告などのPPC広告にアクセスの大部分を奪われてしまっている可能性です。
現在、Googleで「債務整理 松戸市」と検索すると、最初にGoogle広告によるページが4件表示されます。それに続いて表示されるのはGoogleビジネスプロフィールによる検索結果です(ビジネスプロフィールについては、以前にビジネスプロフィールの集客効果で書いています)。
通常のGoogle検索結果が表示されるのはその後なので、たとえ検索順位の1位になったとしても、実際の検索結果画面で表示されるのはだいぶ後の方になるわけです。
そのため、多額の広告費用をかけてGoogle広告に出稿している弁護士法人などばかりに問合せが行ってしまっているということです。
その通りだとすれば、いくらSEOを頑張って検索1位になっても、期待したような集客効果は得られない時代になってしまっていることになります。このような状況が、債務整理だけでなく相続登記などにも顕著になっていったとすれば、零細事務所がネット集客をしていくのはますます困難になっていくかもしれません。
あくまでも私個人の推測であり、もしかしたら、債務整理のご相談が激減してるのは当事務所だけの現象なのかもしれませんが。