司法書士事務所のSEOを考える際、自分のウェブサイトの現在の検索順位を把握しておくことが重要です。

当事務所ウェブサイトの場合でいえば、「司法書士 松戸」、「司法書士 松戸市」、「松戸市 司法書士」、「松戸 司法書士」などのキーワードによる検索順位を、検索順位チェックツールGRCを使って毎日計測しています。

「司法書士」「松戸」の2つの言葉による検索順位は、言葉の並び順により異なる場合がありますから、両方ともチェックしておくべきでしょう。

「司法書士 松戸」で1位だとどれくらいのアクセス数があるのか

検索順位を把握するのが重要であるとして、順位を上げることでどれだけのアクセス数が得られるのでしょうか?

「司法書士 松戸」で1位なのは、当事務所ウェブサイト(www.office-takashima.com)ですので、今回はこのサイトの実際の数字を公開します。下の画面はGoogleウェブマスターツールの2015年4月8日から5月8日までの検索クエリです。

表示回数が189,378回で、クリック数が9,009です。つまり、上記ドメイン内にあるページがGoogleの検索結果として189,378回表示され、9,009回クリックされているわけです。

ウェブマスターツールの検索クエリ画面

さらに、この検索クエリ画面では、何というキーワードで何回表示され、何回クリックされたかを知ることができます。下は画面の一部を切り出したものですが、「司法書士 松戸」では1ヶ月間で272回表示され5回クリックされているのが分かります。一番右は平均検索順位ですが、1ヶ月間を通してずっと1位です。

司法書士松戸のクリック数

つまり、「司法書士 松戸」で1位のサイトでも、1か月に5回しかクリックされていないわけです。地域名を絡めたキーワードでのSEOに力を注いでいる方にとっては、あまりにも悲しい事実かもしれません。

結局、業種名×地域名での検索順位を追求することにどれほどの意味があるのか、大いに疑問となる結果だといえます。とくに現在のGoogle検索では、地域名を入れなくても自動的に検索者のいる場所が順位に反映されるようになっています。

たとえば、東京で「カフェ」と検索すると東京にあるカフェが上位に表示されるのが、京都で検索するとまったく違う検索結果が得られるといった具合です。そうであれば、地域名を入れた検索順位を上昇させることに固執するのは、既に時代遅れの手法となりつつあるかもしれません。

出掛ける時間になってしまったので、とりあえず今日はここまでです。