今回の投稿は、今後の当事務所ウェブサイトの方向性を考えるものですが、他のサイトのSEO対策にはとくに役立つものではありません。現状についての備忘録的な内容となっていることを最初にお断りしておきます。

さて、このブログを設置しているドメイン名(shihou-shoshi.com)を新規取得したのは2015年1月のことです。それからすぐにウェブサイトやブログを公開し今に現在に至るのですが、4年が経過した今になってもかつての当事務所メインサイト(http://www.office-takashima.com/)にGoogle検索順位でなかなか勝てない状況が続いています。

たとえば、「司法書士 松戸」のキーワードでは、office-takashima.com のトップページがずっと1位をキープしています。また、「相続 松戸」、「相続放棄 松戸」、「相続登記 松戸」のいずれでも、このサイトのページが1位となっております。結局、4年間かけて更新に励んできた現在のメインサイト(shihou-shoshi.com)が、その間更新を停止していた旧サイトに勝てぬままだという惨状なわけです。

旧サイトは、現在主流のWordPressなどによらず1ページずつHTMLで作成しているため、レスポンシブ化などによるモバイル対応は困難だと考えていました。そこで、旧サイトはそのまま残しておいて、新たにドメイン名を取得しウェブサイトを作成することにしたのです。更に、新サイトではSSL化にも対応するなど、Googleが求める仕様にしっかりと対応してきました。

それにもかかわらず、4年も更新が止まったままでモバイルにもSSL化にも非対応の旧サイトに全然勝てないのです。その理由を考えてみると、サイト運営期間(ドメイン年齢)と、Googleにインデックスされたページ数の差によるところが大きいと予想します。

office-takashima.com のドメイン年齢は15年を超えており、インデックス数は約879件となっています。これに対し、shihou-shoshi.com ドメイン年齢は約4年、インデックス数は約496件です。ドメイン年齢はどうしようも無いとしても、インデックス数で上回ればまた状況は変わってくるのかもしれないですが、これから約400ページものコンテンツを追加するのは相当に大変なことです。

無理にページを追加しようとしても、どうしても既存のページと重複するような内容が多くなってしまいますから、コンテンツの追加により旧サイトを上回ろうとするのは無理なような気がしています。また、既存ページとの重複に関していえば、私のように複数のサイトを作成している場合に特有のお話しではありますが、新サイトのページがどうしても旧サイトと重複したものになりがちなのも問題です。

たとえば、新サイトに相続登記のページを作る際に、旧サイトの相続登記のページをベースにしてしまっているため、かなりの加筆や修正はおこなっているつもりでも、Googleから重複コンテンツだとみなされている恐れがあります。そのため、いつまで経っても新サイトのページが上位に表示されないという現象が、実際に起こっていると考えています。

ここまで書いてきた何が最も大きな原因なのかは不明ですが、旧サイトについては「相続登記」の一語で11位、「相続放棄」で19位など、今でもかなりの高順位に位置しているのに対し、現サイトは全然上位に上がってきません。旧サイトのページを削除(非公開)してしまえば状況が変わるのかもしれませんけど、さすがにそんな勇気はありません。

というわけで、ここからが本題になりますが、今になって旧サイトのリニューアルをおこなうことを決断しました。具体的には、HTMLで作成しているページを全てCMS(Content Management System)に移行し、同時にモバイル対応とSSL化もする予定です。

移行に成功すれば、それだけで検索順位の上昇が期待できますし、さらには古くなっているページの更新や、新規ページの追加も容易になります。そこでまたSEO対策に注力すれば、司法書士事務所にとってのビックワードである相続登記、相続放棄などで再び検索順位1ページ目に復帰できることも期待しています。

この決断がどうなるか未知数ではありますが、旧サイトをいつまでも放置しておくのはあまりにも勿体ないことだと考えて、今回の決断に至りました。もしも、成功したとすれば、新サイトの作成にかけてきた4年間は一体何だったのかというお話にもなりますが、それはそれで良い経験だと考えるしかありません。

それに、office-takashima.com をメイン、shihou-shoshi.com をサブのサイトとすれば相当な相乗効果が見込まれるのであり、最強の司法書士事務所ウェブサイトになるのではないかと期待しています。などと、いろいろ書いておきながら実際の作業は何も進んでいないのですけれど、今回の決断が吉と出ることを願っているところです。