4月21日(日曜日)、かすみがうらマラソン2024を走ってきました。
最初に結論から申し上げると、中間地点を過ぎたあたりから失速し散々な結果に終わっています。
目標にしていたサブ3.5(3時間半切り)など夢のまた向こうであり、最終的には意地のサブ4達成で何とか格好をつけたようなかたちとなりました。
以下は言い訳などです。
気温が高く熱中症気味に
今回のかすみがうらマラソンは、私にとって3回目のフルマラソン。これまでの2回はいずれも3月上旬開催の東京マラソンだったので、気温が高い季節のフルマラソンを走るのは初めてでした。
当日の天気は曇り、最高気温は20度との予想でしたが、レース後半に向かうに連れて晴れ間が広がり、気温もだいぶ上がったはずです。
そんなわけで、私は途中から熱中症気味になっていたと思われます。
念のため、経口補水液のゼリーを2つほどポーチに入れていたのですが、早い段階で飲み干してしまい。
もちろん、給水所にもしっかりと立ち寄り水分補給に努めましたが、途中からはまともに走れる気がしない体調になってしまいました。
それでも、ちゃんと対応して自己ベストを出している方もいるのですから、暑さを理由にするのは言い訳でしかありませんが。
ただ、まわりにも歩いている人が多く、過酷な状況であったのは間違いないと思われます。
前半のオーバーペースで失敗
今の気分としては、暑かったのを全ての原因にしてしまいたいところですが、前半のオーバーペースも失敗の要因だったと思われます。
レース前の予定では、1キロ4分50秒ペースで30キロ過ぎまで行くつもりでした。そうすれば、その後で少しペースダウンしても、3時間半は切れるだろうと。
ところが、実際の20キロまでのペースが、予定よりも早くなってしまいました。1キロ4分30秒台になっている区間もあり、私の実力からすると少し早すぎでした。
それほど早すぎる感覚もなく、20キロあたりまでは気持ちよく走っていたのですが、その後、急に失速したというわけです。
寒い季節であればこのような失速はなかったのか、それとも、1キロ10秒ほどのオーバーペースはやはり無茶だったのか。
私としては、ここまでのペースダウンは想定外であり、やはり暑さの影響が大きかったと思いたいところですが。
マラソンで初めて歩く
スプリットを見れば一目瞭然ですが、25キロ以降は5キロを走る(歩く?)のに30分以上かかっており、サブ3.5どころのペースではありません。
本番のレースで歩くことになるなど全く想定していませんでしたが、これ以上走り続けるのは無理だと感じた瞬間に足が止まり、つい歩いてしまいました。
この時点で、自己ベスト更新が不可能であることは確定したわけですが、先はまだまだ長い。
熱中症気味でもありましたし、途中棄権したいと思ったくらいですが、かすみがうらマラソンのコースだと、走るのを諦めたとしても結局は歩き続けてゴールに向かうしかなさそう。
ゴールまでの制限時間は6時間なので、倒れたりしない限りゴールは可能なわけですし。
仕方なく、少し走っては歩くことを繰り返していくうち、3時間45分のペーサーにも抜かれてしまいました。一瞬は付いていこうと思ったものの、そんな余力は残っておらず。
意地のサブ4達成
それでも、35キロを過ぎるあたりまで来ると、もう少し頑張れば、4時間以内でゴールするのは可能かもしれないと考えました。
3回走ったフルマラソンの全てでサブ4を達成できれば、それはそれで立派なのではないかと。完全に諦めてしまうのとサブ4達成とでは、天と地の差だろうと思い直したのです。
そこで、最後の力を振り絞ることで、ラストの5キロは一度も歩かずにゴールまで辿り着くことができました(のんびりジョギングくらいのペースですが)。
絶対に歩かない。だからといって、足がつってしまったら元も子もないので無理はしない。そう自分に言い聞かせながら。
走るのがこんなに辛かったのは初めてですが、途中で挫けそうになった気持ちを立て直してゴールできたのは、自分にとって大切な経験になったはずです。
走り終えた当日は、もうマラソンは走りたくないと思っていたのが、今日になって再チャレンジしたいとの気持ちが生まれてきました。失敗したままで終わりたくはありません。
今は足の各所が痛すぎて無理ですけど、痛みが引いたらまた走り始めたいと思います。
かすみがうらマラソンの感想
かすみがうらマラソンについては、楽しみながらのんびり走るつもりならば素晴らしい大会だと思います。
沿道での応援は暖かく、私設エイドなども多くあり、後半は、霞ヶ浦の雄大な景色を楽しみつつ走ることができます。私の場合は、苦しくてそれどころではありませんでしたが。
ただ、年にもよるのでしょうが、気温が高いことが多いため、自己ベスト更新を狙うのは厳しいと感じます。
今年の場合、12時過ぎには21度まで気温が上がっていたとの話もあり、体感的にも非常に暑く辛いレースとなりました。
露出していた肩は、3日ほど経った今でも真っ赤になっており、春とは思えないくらいの強い日差しだったことをあらためて実感します。
暑さを別にすれば、コース自体は2キロと15キロあたりの坂を無理せずいけば、それなりのタイムを出せそうな気はしました。後半で潰れた私が言っても説得力はありませんけど。
結論として、終わってみれば良い経験が出来た大会となりました。いつかまた参加して、今度は楽しく走ってみたいと思います。
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