高島司法書士事務所は、2002年(平成14年)2月に千葉県松戸市で開業した当初よりホームページを解説し、現在に至るまで積極的にインターネットを活用した情報発信をしてまいりました。当事務所の開業当時、司法書士や弁護士によるホームページは、千葉県内だけで無く全国的にみても珍しい存在でした。
それから、一貫してインターネット経由でお問い合わせくださったお客様からのご依頼を中心として業務をおこなっています。銀行や不動産業者といった特定の取引先からの依頼に頼ることなく、長年に渡って事務所運営をおこなってまいりましたから、個人のお客様からのご依頼が大変多いのが当事務所の特徴です。
当事務所のウェブサイトおよびブログは、すべて司法書士本人が自作しています。そのため、見映えはプロが作ったものに劣るかもしれませんが、それよりも、司法書士が自らの言葉でお伝えすることが大切だと考えているからです。
また、司法書士がパソコン、インターネットに強いことで、メールなどによるお問い合わせに、司法書士本人がスピーディーにお答えできるのもご依頼者様にとっての大きな利点だと考えています。これからも最新のIT技術を積極的に活用し、ご依頼者に素早く確実なサービスをご提供してまいります。
ただし、いくら情報技術が進歩しても、司法書士の仕事がご相談者のお話しを真摯にお聞きすることからはじまるのに変わりはありません。高島司法書士事務所では、すべてのご相談に代表司法書士の高島が責任を持って、直接ご対応させていただいています。
また、当事務所では、司法書士は法律専門家であると同時に、お客様に対するサービス業であることを常に意識しております。弁護士や司法書士といった法律専門家の事務所は一般に敷居が高いイメージがあることと思います。これに対して、高島司法書士事務所が、司法書士もサービス業の一つであるとの考えを持ち、相談しやすい事務所であることを心がけているのは、司法書士高島の経歴によるものです。
当事務所代表の高島が司法書士国家試験に合格したのは2000年の秋、30歳のときです。司法書士になることを志すまでは、2つの会社で合計約7年間のサラリーマン生活を送っており、法律家とは無縁の仕事をしていました。1社目は新卒で入った食品メーカーでの営業職、2社目はソフトウェア開発会社でのコンピュータ・プログラマです。
それが、1999年の秋に司法書士試験の受験勉強を始め、約8ヶ月の猛勉強の末に、翌2000年に1回目の受験で合格を果たしました。それから、東京都内の司法書士事務所に1年間勤務した後、2002年2月の独立開業に至ったわけです。
それまで法律をまともに学んだことのない人間が、司法書士試験の受験勉強開始から2年3か月程で事務所を開業したのですから、最初は実務経験の不足を感じることもありました。けれども、約7年間の会社勤めの経験があったからこそ、司法書士実務の経験が少ないことを補うことができたのだと考えています。
司法書士試験受験生のときは、会社を辞めてアルバイトもしていましたから、バイト先の社員の指示を受けながら、30歳を過ぎていわゆる「フリーター」として働いたこともあります。このときは、先の見えない不安と戦いながら、勉強とアルバイトを両立させていました。
現在に至るまでにだいぶ回り道をしたともいえますが、そうした幅広い社会経験を積んできたことが今の私を作っています。真っ直ぐな道を歩んでこなかったから理解できる、人の気持ちがあります。それだからこそ、よくある法律家の「先生」とは違う、相談しやすい・話をしやすい法律家であり続けることができるのだと考えております。
そして、高島司法書士事務所では、個人のお客様、小規模事業者の方々からのご依頼を大切にしています。私自身が、高島司法書士事務所という零細事業の経営者です。
千葉県松戸市で司法書士事務所を開業してから、いつの間にか10年以上もの年月が経過しましたが、これも多くの方々からのご協力をいただくことが出来たからこそです。これからも初心を忘れることなく、法律専門家・司法書士として努力してまいります。ぜひお気軽にご相談・お問い合わせください。
司法書士 高島 一寛
(平成27年6月記)